串間市観光案内木製サイン設置の取材に行ってきました。
串間市観光案内の木製サインを設置するにあたり、6つの施工業者で作業内容を統一するため、実際に組み立て設置する現場を取材してきました。
このサインは、これまであまり知られていなかった観光資源も観光客などが迷わず最短距離で行け、木製にすることにより、地元の材料で、地元の業者が加工・設置でき地産地消につながっています。
市役所の職員により材料の確認中です。木材は防腐処理をしています。
サインの柱にかんなをかけています。大径の原木から複数本製材した心去材を使っているので、耐久性が高い赤身(心材)が多く、乾燥による割れも少なく長持ちすると思われます。
街に溶け込み、案内板の文字が映えるように塗装しています。
細かいところはその場で試しながら決定していきました。中央は設計者のレモン設計室主宰河野秀親氏。
5mmのアクリル板にカッティングシートでピクトサイン・場所名・距離を表示し、デコレーションフック(ステンレス製のビス)で設置しています。カッティングシートを使うことにより、いつでも修正や変更が出来るようです。
パネル設置作業の向こう側では、別の現場の組み立て方を打ち合わせ中です。
作業統一のためみんなで確認しています。
深さを測りながら、柱を埋設する穴を掘っています。
いろんな業者の方が協力して運んでいます。
気をつけながら掘った穴に入れ込みます。
コンクリートの基礎で固めず、掘った土をもどすだけで設置しています。そうすることによりいつでも移動することができ、役所や地主の方の了解も得やすいそうです。
設置完了です。これから順次100箇所以上設置されていく予定です。出来る限り地域内で材料を調達し、地域内で加工するという地産地消のすばらしい取り組みだと思います。
設計者 レモン設計室 URL:http://www.lemon-kushima.com/
施工者 加藤建設
株式会社津曲建設
有限会社大洋建設
有限会社立花技建
有限会社立花工務店
有限会社松富建設 URL:http://matutomi.com/