有限会社堂領建設さんの県産スギ材をたっぷり使った住宅
平成25年11月17日(日)に三股町の「有限会社堂領建設」さんが施工された住宅の取材。
構造材、内装に県産スギ材をたっぷり使った住宅です。
外観は平屋に見えますが、2階建ての住宅です。屋根には太陽光発電のパネルと薪ストーブの煙突が見えます。
玄関を入ると、24cmのヒノキの柱が目に入ります。
和風の優しい照明とスギの香りが家族の帰宅や来客を迎えます。
ダイニングに入って最初に目につくのが、天井の大きな梁や桁と薪ストーブです。
梁は約40cmのスギ材を使っており、柿渋を塗っているそうです。
床はヒノキの無垢材です。
堂領建設さんでは、薪ストーブを設置する前には必ず施主様に火入れをして頂いているとのことでした。
見学させて頂いた日は肌寒い日でしたが、薪ストーブで家中がポカポカでした。二階の子供部屋まで暖かさが伝わっていました。
薪ストーブで料理や炎を囲んで家族団らんの会話が弾みそうです。
居間の大黒柱は35cmのスギ材が使われています。
鳥の模様にくり抜いたスギ板の照明カバーがアクセントになっており、部屋全体を優しく照らします。
堂領建設さんでは、梁や桁、柱など全てを大工さんが切り込みを行っているそうです。
キッチンの横の書斎スペースで家事の合間に仕事ができます。
書斎での仕事中や家事の合間に、帰宅した子供たちの様子がわかるようにダイニングに階段が設置されています。
施主様はペットがお好きということで、引き戸にはペットドアや壁に、ペット専用の壁内くぐり戸が設置されていました。
また、引き戸には柿渋が塗られています。柿渋は人・環境にやさしい無臭・無害で安全な木材保護塗料で、木の呼吸を妨げず、防腐・防虫、耐光性優れた効果があるそうです。
写真奥の勝手口から手前の台所まで家事の動線を考慮した設計です。
動線上にはウォークインクローゼット、納戸、お風呂、洗面所等が並んでおり非常に使いやすい設計になっています。
また、洗面場の床は水対策としてコルク材を使っています。
いぐさの香りとスギ材が人に安らぎを与える真壁和室です。
すっきりと落ち着いた主寝室です。
二階は子供子どもたちの成長に応じて自由に間取りを変えられる空間になっています。
一階が見渡せる造りになっており、子供達にとっては隠れ家のようで、楽しそうです。
建築面積:140.17㎡(40.40坪)
延べ床面積:167.64㎡(50.71坪)
太陽光発電:4KW
設計/施行 有限会社 堂領建設
〒889-1901 宮崎県北諸県郡三股町大字植木1905
TEL:0986-52-4565
FAX:0986-52-3766
http:
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