平成27年11月27日(金)に久永住建さんの「宮崎県産大径材杉の家」を見学してきました。
・玄関では庇部の重厚な柱(150㎜角)と化粧胴差(巾150×270㎜)が迎えてくれます。
・家の中心には、基礎から棟木まで通った9寸角(270㎜角)のどっしりと存在感のある立派な大黒柱が据えられていました。
・5寸角の県産材スギ土台
・和室の床柱にはスギの絞り丸太(赤囲み)(150㎜)、他の柱についても無節の艶のある太い柱(黄色囲み)(120㎜)が使われていました。
・居間の太鼓梁(巾270×300㎜)も現しでの施工になるそうです。
この久永住建さんの宮崎県産大径材スギを使った家では、合板や輸入材などは一切使われず、床の捨て張りにいたるまで、100%宮崎県産スギが下記の寸法で贅沢に使われており、プレカット加工が出来ない大きい材の仕口等は、材の背や根元の向き・節・色合い等によって、どこにどの材をどういう向きで据えるのかを見極めてから、大工さんが手刻みするそうです。
柱 | 4寸(120㎜角) | 筋交 | 60×105㎜ |
〃 | 5寸(150㎜角) | 間柱 | 45×120㎜ |
〃 | 6寸(180㎜角) | 野地板 | 15×105㎜ |
大黒柱 | 9寸(270㎜角) | 床捨て張り | 15×120㎜ |
桁 | 断面 120×240㎜ | ||
大梁 | 断面 240×360㎜ |
〇 特徴、工夫点・アピールポイント
久永住建が最もこだわっている事は建物の構造です。 他ではあまり見られなくなった大黒柱・大きな梁・桁から成る。安全かつ丈夫な家造りを目指しています。
また、木材選びにも力を入れ、地元で育った宮崎県産杉材を使用し、集成材ではない、本物の木の迫力が伝わる住まい造りに力を注いでいます。
職人の技が光る昔ながらの伝統工法で、木の良さを引き出す手仕事に一切の妥協を許さない木の家造りがここにあります。
〇 施主様の感想
家を建てる計画をしてから3年間、いろんな家を観ましたが、私たちが選んだのは木の素材を活かした家づくりの久永住建さんです。上棟した家にも宮崎杉がふんだんに使われ、無垢の大径構造には本当に大満足です。
これから完成までがとても楽しみです。
間取り | 3LDK |
延床面積 | 116m2 |
木材使用量 | 48.6620m3 |
設計 | 有限会社 崎田建築設計事務所 |
宮崎市清武町船引991-3 | |
施工 | 久永住建 |
宮崎市清武町今泉甲1212-1 | |
TEL | 0985-85-5695 |
みやざき木づかい県民会議 構成団体
みやざき木づかい県民会議 事務局 宮崎県木材協同組合連合会
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