小林市の新市庁舎が完成しました。
〇 新庁舎建設の基本的な考え方
庁舎建設は、施設建設の観点のみならず、市民と行政の協働など市民・議会・行政の関係のあり方、さらには市街地の形成など将来に大きな影響をもたらす重要な事業です。したがって、行政経営全般を視野に入れた幅広い検討を加え、計画内容を固めていく必要があります。そこで、市政の根幹となる総合計画等の諸構想・計画を踏まえて、新庁舎建設の基本的考え方を以下のように設定しました。
(1) 市民に開かれた、誰もが使いやすい庁舎
(2) 市民サービスの向上が図られ、柔軟で効率的な行政経営の場としての庁舎
(3) 市民を守る防災拠点としての庁舎
(4) 開かれた議会活動を推進する庁舎
(5) 簡素で効率的、経済的な庁舎
(6) 省エネルギー対策、地球環境に配慮した庁舎
(7) 既存庁舎の利活用の推進
(8) 産業の活性化に繋がる施設計画
『新市庁舎概要』 | |
■構造規模 | 行政棟(本館):SRC造 4階建 床面積 5,010.75m2 |
議会棟(東館):木造 3階建 床面積 1,994.31m2 | |
計 7,005.06m2 | |
■工事期間 | 平成28年3月25日~平成29年6月30日 |
■施工業者 | 行政棟建築 坂下・緒方JV |
議会棟建築 坂口・丸山JV | |
■使用木材 | 使用樹種:スギ・ヒノキ |
使用木材量:685m3(構造材:365m3、内装材:320m3) | |
■特 徴 | |
・市民開放スペースの設置(1階多目的ホール、2階会議室) | |
・防災に強い庁舎としています。(耐震構造:通常時の1.5倍) | |
・市産材(市有林)の活用(スギ・ヒノキ、8,000本) | |
※議会棟は全国的にもめずらしい木造3階建て庁舎です。 | |
※各フロアーの床は、地元のスギを特殊加工してあり、土足でも大丈夫です。 | |
行政棟はSRC造の建物であるが、床および照明ボックス、建具等の内装材に木材を使用した。また、議会棟は木造の3階建ての大規模な建築物であることから、構造材、内装材に木材を使用。特に、耐力壁は、宮崎県木材利用技術センターにて強度試験を実施し、小林市オリジナルの壁として計画に取り入れている。 |
■新市庁舎仮開庁日 平成29年8月14日
■グランドオープン 平成30年3月24日予定
庁舎外観 | 庁舎外観 |
せせらぎ水路 | 木製受水槽 |
玄関ホール | 多目的ホール |
〇議事棟 | |
・1、2階待合ラウンジ(小林市式耐力壁) | |
〇議場 | |
・円形の議場として計画 ・傍聴席も同じフロア―にある ・机はスギ及びモミ集成材 |
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