1月11日(火)に、木花こども園のパーゴラと木製遊具の内覧会が行われました。
12月14日に完成したこの遊具は、大きなパーゴラで覆われ、ウェーブの形状で意匠性を高めています。
パーゴラの構造体は、幹の太い「大径材(たいけいざい)」と呼ばれる大きな丸太を用いています。
日本の木は戦後復興のため拡大造林によって、年々森林資源が充実し、現在利用期を迎えていることに加え、大径材の割合が増えてきており、大径材の利用は、本県林業・木材産業の大きな課題となっています。
今回のような、外構施設への利用は、大径材の新たな活用方法として期待できます。
大径材の利用のみならず、心去り材(年輪の中心を外して製材した木材)を使うことで、乾燥しても表面割れがほとんどありません。
また、基準の厳しいK4方法による薬剤を注入して腐れを防ぐ保存処理を行い、さらに耐水性と防腐効果のある自然防腐塗料を表面に塗ることで耐久性を高めています。
自然防腐塗料の色合いが明るく、気分をからっとさせるようでした。
木材は、金属やコンクリートとは異なり、熱を伝えにくいので、心地よい感覚で遊べます。
取材した日は真冬の寒い日でしたが、子供たちは遊具で元気よく遊んでいました。
園長先生のお話では、以前設置されていた金属や樹脂製の遊具よりも、子供たちは明らかにイキイキと楽しそうに遊んでいるようです。
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