事務所を日南市に構えるウッドエナジー協同組合の木造倉庫を見学しました。
赤レンガ造りのような赤褐色のガルバリウム鋼板で外壁は覆われています。
片流れ屋根の木材保管倉庫で、全部で3棟建設されていました。
倉庫の屋根は、将来、太陽光パネルが全面に設置できるように構造計算をされているとのことです。
真ん中の棟は木材の梱包専用の倉庫で、それを挟むように木材保管用倉庫が2棟設置されています。
一見、木で作られたようには見えませんが、中をのぞくと……
木材がふんだんに使われているのが分かります。
通常であれば鉄骨のみの選択肢であった倉庫などの大空間の建築物に、木材とワイヤーを使ってトラス構造とすることで、大きな間口と木造化を両立させています。
一般流通材と呼ばれる、主に住宅用に生産されている規格の集成材をつないで梁とし、19mのスパンを飛ばしています。
倉庫や体育館などで使用される梁は大断面集成材と呼ばれる写真よりも太い集成材を使用することもありますが、住宅用の集成材を使うことで、よりシンプルで軽やかな骨組により、比較的低コストでつくることができます。
建設時の写真です。
広々とした空間で骨組がとてもきれいです。
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