今回は、都城市にある都城市立図書館に行ってきました。
こちらの施設は、2018年木材利用優良施設コンクールで特別賞を受賞。2019年には、ウッドデザイン賞を受賞しています。
地元で加工したスギ・クスノキを使用した「ルーバー」や「つみ木ばこ」が設置されており、非常に温かみのある図書館です。
中央には吹き抜けのある大きなホールがあり、イベントなども開催されています。
図書館内には大・中・小3つのサイズの「つみ木ばこ」が数多く配置されていました。
職員の方が、シーンに応じて自由に置き方を変えることで多様性や自由度を表現していました。
背の低い子供や車椅子を使用している方のために出来るだけ、上段には本を置かない配慮がされています。
「リビングのような席」にはカラフルな椅子が置かれてあり、
大きな椅子に子供が座り、小さな椅子に大人が座ることで、同じ目線で本の読み聞かせができるよう工夫されています。
プロジェクトスタジオでは、昔の都城の情報を市民から集めて展示していました。
中央には、職員の方が作成した立体モデルも展示されていました。
そのほかにティーンズスタジオやファッションラボ、録音スタジオなど利用者の需要に応じたエリアが配置されています。
都城市立図書館開館5周年を記念してGW期間中にワークショップが開かれました。
図書館中央のホールには木製の机、椅子、ボードが設置され、来館者が図書館の思い出などを付箋に書いてボードに貼ってもらっていました。
この机や椅子などは、都城工業高等学校のインテリア科の協力により、製作されたそうです。
デザインもインテリア科によるもので、とても素晴らしい作品になっています。
しっかりと角が削られ滑らかな仕上げになっており、使用する人たちへの配慮を感じました。
机は、簡単に組み立てることができる構造になっています。
椅子のサイズは3種類あり、マトリョーシカ(入れ子人形)のように重ねて収納することができるよう工夫されていました。
ボードには、たくさんの付箋が貼られており市民の皆様の声が数多く寄せられていました。
机同様、ボードも簡単に取り付け、取り外しができる構造になっています。
帰り際には、多くの家族連れが椅子に座り、付箋を貼る姿もみられました。
パネルや机、イスは、今後も管内での展示やイベント、移動図書館車での巡回の際などに使用していくそうです。
地域の高校と協力した木の良さを体験できるすばらしい空間でした。
是非とも足を運んでみてください🌲
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